カラー暗室日記

暗室は、清く正しく美しく

加色法でのカラープリントについてメモ

カラーネガフィルムから、カラー印画紙への露光方法には「減色法」と「加色法」の2つがあります。

減色法は多くのカラー用引伸機に採用されている方法で、CMYのフィルターダイヤルを調整して、色のついた光を1度印画紙に露光する方法。モノクロ引伸機であってもCCフィルターをレンズ部に重ねてセットすることで、同様の効果が得られます。

加色法は赤、青、緑のフィルターを通した光を1回ずつ重ね、計3回の露光をする方法。フィルターごとの露光時間を調整することで、濃度・色をコントロールします。

脇リギオ・著「現代カメラ新書No.41 カラー写真全科 実技編」(朝日ソノラマ)によると、『3色分解露光法』『分割焼付け法』という呼び方で書かれています。

赤、青、緑のフィルターはいわゆる3色分解用フィルターを用いるようです。

kodak wratten filterの3色分解用といえば No.25 (赤) / No.99(緑) / No.98(青)の3つですが、Kodak Enduraのスペックシートでは、No.25 (赤)/No.99(緑) /No.47B(青) が推奨されていたり、アメリカのアナログ写真掲示板(APUG)で見た情報では、No.70(赤)/No.99(緑)/No.98(青)がより綺麗な白だぜという人がいたりしてるようです。

Printing RA-4 with “three-color” filters - 3 separate exposures, 1 sheet of paper

というわけで一回テストしてみたいんですが、これどうやって段階テストとるのかな。。。う〜ん。