カラー暗室日記

暗室は、清く正しく美しく

カラーネガフィルム現像について2

前置きが長くなりましたが、カラーネガフィルム現像テストについて書きます!あくまで勝手にやってることなので、致命的な問題がある可能性もないとはいえません。

【カラーネガフィルム現像の流れについて】

まずは熱湯2Lをメスカップで2つ用意します。

1つは冷蔵庫で保管している現像液、漂白液、定着液をあたためるのに使います。下のスチロール容器はDAISOで買いました。熱湯2Lを入れ、ボトルを3つ入れるとちょうど肩まで浸かります。ほったらかしにして使用温度よりあたためすぎないよう、薬品に温度計をさして注意しておきます!

メーカーは37.8度・3分15秒の現像処理を指示していますが、今日は32度・6分45秒でテスト処理したかったので、32度まであたためます。

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現像液をあたためてる間に、JOBO CPE-2に熱湯2L+水10L程度をいれ、こちらも32度にあたためます。サーモヒーターがついていますが、念のため液温計もセットして確認しています。両方あたたまったら、現像液をJOBOに移しておきます。現像液にも念のため、液温計をセット。

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液温計ですが、わたしは秋月電子で売ってる「小型温度計モジュール 高速応答型」を使っています。

http://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-01745/

先端を液につけると、-50℃〜100℃まで計れて、約1.5秒ごとに温度が更新されます。これでひとつ500円!本体の方はラップを巻いて防水にしています。わたしはこれを4つ買って、届いたらまず同じ水に温度計を入れて誤差がないか確認しましたが、ひとつも誤差がありませんでした!もし誤差があれば、その旨を温度計に記録しておくと、交換したときなんかによいと思います。ちなみに定着液につけると、先端が変色するので注意。

次にフィルムを現像タンクにセットします。この辺はモノクロと同じなので省略します。joboのタンクは、ちゃんと蓋が閉まっているか念入りに確認する方がいいと思います。

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タンクにフィルムをセットしたら、まずはタンクのプリヒート。液を入れずにタンクをあたためておくことで、現像液投入の際に液温変化が起こるのを防ぎます。

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あとは、

  1. 発色現像液(6分45秒・32℃ ± 0.15℃)
  2. 漂白液(6分30秒・34℃ ± 5.0℃)
  3. 水(3分 [30秒×6回]・34℃ ± 5.0℃)
  4. 定着液(6分30秒・34℃ ± 5.0℃)
  5. 水(6分 [60秒×6回]・34℃ ± 5.0℃)
  6. ドライウェル(30秒)
  7. 乾燥(時間は必要なだけ・24-43°C)

という流れで処理をしました。液をいれて、時間が経ったら排出の繰り返しです。乾燥するまではヌケの悪いような、ちょっとくもったような感じに見えますが、乾燥するとしっかりぬけます。

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今回はいつもと現像の処理温度・時間が違うので、カラーバランスが崩れてないかなど、プリントテストするまでわかりません。不安だけど、わくわくする時間です。