カラー暗室日記

暗室は、清く正しく美しく

DNP CPP-Gを試す2

昨日にひきつづき、DNP CPP-Gのテストをしました。まずはロール紙の切り出し。昨日考えた通り、トイレットペーパーのように引き出せるようにしたいと思って、手頃な芯材を探したけどそんな都合の良いものはそうそうない。仕方がないので傘をロールに通し、パイプ椅子2つで支えることに。まったくもって貧乏くさいが、全暗でなにも見えないので大丈夫です!これがうまくいきました。スルスルと印画紙が引き出せるので、裁断機へのセットが非常に楽。10分で20枚ほど切り出せました。

その後、DNP CPP-GとFujifilm Fujicolor Crystal Archive Type II Paper のグロッシーを同条件でプリントし、比較。

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FUJIをほんの若干M寄りでプリントし、同条件でDNPを処理したらイエローが強くでて、びっくり。こんなに違うのか。。。次にDNPをFUJIのプリントに近い濃度・色に寄せてプリントする。

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左=DNP CPP-G M37.5 / Y60 / 8.9sec
中=FUJI CAii M40 / Y50 / 7.8sec
右=DNP CPP-G M37.5 / Y58 / 8.3sec

シビアに追い込めなかったんですが、比較したところコントラストの違いがよくわかる。DNPの方がコントラストが強い。FUJI CAiiを見慣れた眼にはメリハリしすぎて見えるけど、相対的なものですね。選択肢があるのは嬉しいことです。

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試しにDNPで焼き込みをしてみる(左=DNP CPP-G M40 / Y58 / 7.4sec+柵以外 6sec)。FUJI CAiiだと、どよんと濁っていくような感じがあったが、濃くても濁らずヌケがいいという印象。次はもっと押してみよう。